算数と数学の違いは?
- 2019/06/22
- 00:58
かぶらは「算数」は全く勉強せず最下位レベル、「数学」は勉強して難関大レベルに達したという、かなり稀な経緯を辿りました^^;。そんな経験を経たからこそ言える、「算数と数学はどう違うのか?」を本日は語ってみようかと。
(※プロの先生方、細かい部分にはどうぞ目をつむってくださいませ~汗、あくまでも個人的所感デス^^;)
算数も数学も学校の勉強としては、大別して「2つ」に分類されます。
「数の性質」と「図形」。
図形問題は、算数も数学も難易度が上がるだけで根本的にはそれほど変化なし。
中学では「幾何」というジャンル名に変わります。そして…中学受験で一所懸命やった内容は、中学1年でほぼそのまま出ます!!
なので。小学生諸君は今しっかりやっておけば、図形問題に関しては中1の間はちょいと楽できるってわけ♪
実学としての「幾何」は…もちろん建築などの工学系にダイレクトに関わる学問でしょう。
では数の性質について。
ここが「算数」と「数学」で大きく違うところ…!
算数では、「数とはどういうものなのか、根本的な部分を問われている」。あらゆる角度から数の性質を問うてみることで、その本質を浮き彫りにするのが狙い。
自分自身は全くといっていいほど勉強しなかったのですが(猛省!!)、とま子の中学受験にどっぷり付き合う中でそんな風に感じました。
では数学は?
かつて、「因数分解の四天王」と塾の先生に冗談交じりにお褒めいただいたかぶらはあえてこう表現しよう。
受験勉強という分野においては「数学は論理ゲームである」。
「公式をどう応用するか?というクイズみたいなもの」です。語弊を恐れずに言えば^^;☆
中学受験の算数と違って、出題パターンってそれほど奇をてらったものはナイので(東大や京大などの二次試験となると別ですが)、しっかり問題集をやりこめばOK。「代数」という名で中学からは抽象的概念の世界で進んでいくので、そのギャップに戸惑う子はいるでしょう@@;。「算数はそこそこ出来たのに数学は苦手になってしまう」パターンに陥るかも。
そんな時は「身近な数」として捉えないで、「論理ゲーム」だと思ってみて…!「こういうルールを決めます!さあ、この問題はそのルールに則ればどういう答えになるでしょ~?」って出題されてると思えばいいよ♪
でもそれはあくまでも「基本的な道具の使い方」の部分。
論理ゲームを得意にさせるために数学は存在しているのではナイ。
「この道具(=代数)を使ってこの世の諸問題をどう解決していくか?」が真の目的である学問です。
多分、一番ダイレクトに関係してくるのは「物理」かと。
物理のために代数がある、とも言えるのかな?
(すみません、かぶらは文系なのでこの辺は断言できないんですが印象としてそう感じる^^;)
たとえばね。
医薬品を開発するのに、なんとコンピュータで物理学に基づいた運動シミュレーションを模索することで、開発の近道を作るっていう研究が実際にあるんです(*゚Q゚*)。勘で手当たり次第にあれこれ実験するより、ある程度アタリを付けておいて実験にとりかかるほうが時間も費用も抑えられるってわけ。
「何秒後にどの位置にその物質は来るのか?を研究する」これって、「グラフ」でしょ??そう。このトピックスから導きだせる結論は…
実学としての代数は「予測」するために必要不可欠な道具である。
☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・
ちょいと長くなりやしたが、かなり重要なことお伝えしたよ~~(*・`ω´・)ゞ
今一所懸命取り組んでいる算数が、将来どういう方向へと深まる学問なのか。
モチベーションをアップしてもらいたくて、熱く語ってみました☆
頑張れ~~!
