予兆は早々に現れていた。
塾の自習室で勉強しているはずのとま子から、いきなりメール。
「ママー、誕生日っていつだっけ??」
オメエ母の誕生月すら覚えてねえのかよ?
「数ヶ月前に過ぎましたが?何の用?」
「生まれ年はー?」
…ちょっと待て、コイツ……暗証番号を聞き出そうとしてるのか!
人の誕生日に普段全く無頓着なのに、とま子らしからぬ質問メール。
…キッズケータイの「保護者メニュー」を操作したいがためにこんなことを聞いてきたのであった。
↑
もうちょい突っ込んで言うと、アドレス帳にいろいろな子の連絡先を登録したがっていた。
↑
ハッキリ言うと、先日から仲良くなった彼女が、他の友人の連絡先をとま子にも登録を強制したいがため、隣で指示を飛ばしていたのであった。
この子、ちょっとややこしいな……一抹の不安が過ぎったものの「とま子は1人で勉強できる子じゃないからモチベーションアップになるのならまあいいか」と思いなおしたのだが。うん、やっぱり不安的中したねえ、わずか数日後に。
自宅で一所懸命勉強していた日曜の昼。10分おきにメールが鳴り響いた。
「ね~、明日どんなカバンで来る?アタシと一緒のピンク色のを持ってくるコト!」
「今度いつ自習室行くー?」
「もう昼ごはん食べたあ?」
「●●先生ムカツクー」
「ねえ返事は?」
「宿題してんの?」
「だる」
「返事は?」
かぶら、ついにブチ切れる(ω |||)
模試直前だぞ??一分一秒が惜しい時期だろうよ??マジ頼む、大事な用件以外はメールを控えてくれ!!
とり急ぎの対応として、キッズケータイのアドレス帳からその子のメアドを削除したのであった。後ですぐ自分の携帯から「事情とおわびのメール」をその子に送信するつもりで。
…おーまいがっ@@; 向こうもキッズケータイで制限されてたわ(汗)。アタシの携帯からじゃ届かねえ~っ( ;゚Д゚)。
チョット焦ったが、今度塾のお迎えに行った際に直接おわびしておこう。気を取り直して、とま子の勉強をまた一緒に見始めたのだった。
はい、この後の展開、皆さんの予想通りです。コトはそうすんなりおさまりはしませんでしたよもちろんΣ(ω |||)。

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