【重要】 「共通テスト」ここがオカシイ!
- 2018/11/21
- 00:53
多くの大学受験に必要な「共通テスト」。
当ブログの読者さんには少し早い話かもしれませんが、避けて通ることは絶対できない話題ですので、本日は超マジメに議論したいと思います^^;☆
新聞に試作問題が載っていました。
ほんの一部しか載っていないので正しい総合評価は下せませんが、
ワタクシかぶらの結論を一言でいいますと…
「立ち位置を把握できていない」
です。
英語などは良問も見受けられました^^。
しかし…
国語が非常にマズイことになっている@@;。
それを語ると長文になりすぎるので次回アップします(汗)。
本日は、「共通テストとはどうあるべきか」について。
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日本の子ども達の学力が「知識偏重」になっている。
そういう危惧から、「共通テスト」の出題傾向を変更という流れになってきているかと思いますが、
「情報を分析する能力」
「そしてそれらを一般知識と結びつける力」
「最後に自分の考えを表現・主張する能力」
この3つの柱が、今の日本の教育に欠けている大事な要素だとすれば…
小中高の学校教育で実践していかねばならない。
何よりもそこが大事なのであって、
共通テストはこの役割を果たすべき存在ではない。
共通テストは何のためにあるのか?
その存在意義を、関係者自身が見失ってないか??
大学で学ぶにあたって、一般的な知識は必要である。その「知識習得の目安」にすると同時に、
受験生が、「自分のレベルに見合った大学に志願する目安」という役割を担っているのが共通テストではないのか。
そのためにあるのであって、
深い教育が身に付いているかどうかを測るツールではない。
記述は各大学がそれぞれに独自で行う二次試験のほうで充分問うことができるではないか?
そして何より、
共通テストは基本的にマーク式中心であるべきと私が考える、最大の根拠が以下。
↓
決定的にマズイ点がある。
「共通テストの試験結果は本人にフィードバックされない」。
(ですよね??制度がもし変更になってたらどなたか教えて下さい(汗)!)
記述式が増えて、採点カウントの方法も複雑になると、
自己採点と実際の点数に開きが出てくるわけですよ。
今までならマーク式なので、選んだ番号をグルッと問題用紙に丸で囲んでおくだけで自分がどう解答したのか控えておくことができ、自己採点と現実の得点とにそれほど差はなかったはず。
入試って1点を争う世界じゃないですか、皆様もよくご存知かと思いますが@@;。
ということはですよ、
微妙だなぁという得点の場合に、第一志望を選ぶかor第二志望を選ぶかによって
もし上記の「開き」が裏で大きく生じていた場合が大変なんです。
第一志望で行けるだろうと思っていたら、予想外に共通テストが実は点数が悪くて不合格だった。第二志望を志願していれば合格できていたであろうに。
こういう落ち方をする子が確実に今より増える。
そうなると、
予備校に通いながら浪人する子は家庭の経済をそれだけ圧迫することになり、予備校の費用を払う余裕のない家庭は大学そのものをあきらめなければならないというパターンも今より増えることになる。
すでに経済格差が大きくなってきているのに、更にまたここで教育格差が生まれるんです。
●受験生本人に得点結果をフィードバックできないならば、マーク式に徹するべき。
●深い思考が身に付いているかどうかを判断するのは、各大学の二次試験で問えるはずである。
そして、その思考力と表現力を養うためにはまず学校教育そのものを根本的に変えていかねばならない。
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次回は、これを教科レベル(主に国語)に掘り下げて議論してみたいと思います☆
