自粛がきっかけで入手できたモノ☆
- 2020/05/11
- 01:23
多忙すぎると休みの日は「趣味より睡眠」。
気になっていたモノがあってもそれを調べようとか買おうとかいう気力がまず湧かない@@;
しかし思いがけず自粛生活を余儀なくされたことで、その気力が少し湧いた。…というか、息抜きできるモノへの切望に駆り立てられたというのが実際のところ^^;。
さてさて。
アタクシが去年からずーっと気になっていたのは…コレです!

小川洋子さんの短編集「不時着する流星たち」。
新聞の新刊広告欄で見かけて以来、いつか絶対読みたい!と思いつつもずっと買えてませんでした@@;
ワタクシ、実は長編小説が苦手なタイプでして(汗)。よっぽど自分の好みじゃないと長いストーリーを最後まで読む気になれない。エッセイだと分厚い本でもすぐに読んでしまうんですが…。どうも「せっかちな現実主義派」なところがあるようだ:(´◦ω◦`):
しかし。小川洋子さんの数々の作品は、そのタイトルセンスが自分にとってかなりツボ!以前からとても気になる作家さんデシタ(*゚Q゚*)☆一部を紹介しますと…
「約束された移動」
「琥珀のまたたき」
「最果てアーケード」
「人質朗読会」
「猫を抱いて象と泳ぐ」
「ブラフマンの埋葬」
「博士の愛した数式」
「貴婦人Aの蘇生」
「沈黙博物館」
「薬指の標本」
「完璧な病室」
うぁ~~、そそられるわ~~~!!
「博士の愛した数式」は映画にもなりましたね♪だけど、原作に思い入れがある場合はあえて映画は見ない主義で見ておりません(汗)←というか、まだ原作をちゃんと読みもしてないのにそういうコト言えるのかよ(゚д゚|||)
んで。やっと念願の1冊を購入したというワケです。なぜそんなに気になっていたかと申しますと、まさかこのアーティストの人生が描かれているとは!と驚愕したからで。
ヘンリー・ダーガー。

ワタクシかぶら、20年前にこの人の存在を知ってめちゃめちゃ惹かれてたんですよ!
アメリカの名も無き掃除夫だった彼の描く作品は、ファンタジーあふれる絵本の挿絵になるかのような可愛らしさとともに、どこかグロテスクなシュールさを秘めている。この相反する要素が絶妙に散りばめられた世界に強烈に惹かれまして。元々シュルレアリスム大好き派ということもあり。
あ、ついついヲタ熱を帯びてしまいました、本題に戻ります^^;
小川洋子さんは、そういう「日陰でひっそりと生きてきた名も無きスペシャリスト」に光を当て、その人物の世界観をつぶさに丁寧に描き出すのが最も得意な作家さんのような気がします♪
何かと殺伐とした世間と日常。でも、好きな小説を読んでいる時間って一番「ココロの栄養」になりますよね…(o‘∀‘o)*:◦♪
ずっと仕事に、家事に、とま子の世話にあけくれて「栄養不足」だった自分にとっておきの「おやつ」をプレゼントしよう。
うん。楽しみだ。
(あ。注文しただけでまだ届いてないっていうオチっす( ̄д ̄;)