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古典とか歴史とか。


急に暖かくなり始めました^^
桜と同様、春って本当に短い(汗)。


さて。本題について。







中学受験は出題傾向は学校によって大きく異なるものの、科目は全国的に昔から「算・国・理・社」。小学校で習っている科目から出されるわけだからそりゃ当然なんだけど。



大して大学受験はAO入試なども含めたら本当に多岐に渡る。でもその一方で…



学ぶ機会そのものを大幅に減少あるいは消滅させられようとしているジャンルもあるのだ。







近年の「共通テスト改革」でも検討されているように、例えば「国語は論説文のみ出題」とかね。
「古典・漢文の授業が無くなるわけじゃないから全然問題ないんじゃない?いや、別にそもそも実生活で使わないんだしそれらは授業すら不要なのでは?」という意見も世の中には見られるのだが…




いや、実生活でも一部の職業の人は使うんだよ@@;難しい法律書は昔の文体で書かれているものもあるそうなので、その道に進む人にとっては古文の文法知識は必須なんだとか。




あと、理科・社会についても「理系が受ける社会は地理」「文系が受ける理科は生物と化学」というのが通例になってしまっている。地学なんてほんの1年間だけざっと授業で習ったらあとは完全除外の扱い。゚(゚´Д`゚)゚。共通テストの受験科目からさえも外されてしまいかねない翳り(かげり)ぶり…。





中学から高校卒業までの6年間で学べることって限られてるし、イマドキの子達はやるべきことも多くて受験は確かに大変@@;
んで「入試に出ないんだったら単に形だけ授業聞き流しておけばいいじゃん?」てなるのが常なんだよね。
でも。
「学びの本当の楽しさ」って、必要に迫られて「詳しく調べることから生まれる」んだよね…。






とまコもかぶラも「丸暗記」がヒジョーに苦手なタイプでして。
今までスルーしまくってきた苦手ジャンルを、大学受験のために仕方なく今年から本格的に取り組み始めましたが(遅いわいっっ)。古文単語も歴史も暗記本通りに覚えることなど絶対不可能なので、ものすご~~く地道に「1つ1つその言葉・用語の生まれた時代背景を調べながらしらみつぶし状態で蝸牛の学び中」でゴザイマス。




ところが、面倒くさいどころか俄然面白くなってきた(((o(*゚▽゚*)o)))!!






いろんなことが芋づる式に「つながる瞬間」てのがあるんデスヨ(*゚ェ゚*)☆
その瞬間を味わうたびに何だかすごく楽しいんです…!




古文単語もそうなんだけど、先日、英熟語でどうしてもとまコが覚えられずにいた「stem from = ~に由来する」。
今までかぶラは「stemって動詞だけじゃなく茎とか幹っていう名詞でもあるんだよ。それさえ覚えておけば由来するという意味も紐づけられるじゃん?幹から枝が伸びるわけだからさあ。この単語帳にも例でstem cell=幹細胞って書いてあるしねえ」と何度も説明してきたんだけど、やっぱり覚えられない。
ところがですよ。

昨日も5度目ぐらいのお決まりの解説した際に、急にとある事が頭の中にひらめいた。
「iPS細胞とES細胞とか世間で言ってるアレ、もしやそのSって……?!」
とまコが急いで電子辞書で検索すると…ビンゴ!!
S=stemでした!


この一件でstemという英単語のみならず、ざっくりとiPS細胞とES細胞の違いについても覚えることができたとまコさん☆




こんな感じで毎日何かしらの発見や気付きがあるんですよ。
必要(入試)に迫られて向き合わざるを得ずあれこれ調べていると。




世界史もね、調べれば調べるほど「うわっ政治家志望してる人なら絶対知っておかねばならない学問じゃんよコレ(;゚Д゚)!今のご時世、理系が大人気だけど理系コースに進んだら表面的知識だけでこんな裏側は知らずに社会人になるわけっしょ?政治の道に進まずとも組織のトップに立つ人間には必要不可欠な知識だぞ、いいのか??」などより一層危惧を抱くようにナリマシテ(汗)。




なので迷走中の昨今の教育改革を見ていてどうしてもこう感じてしまう@@;
文科省の皆様、あなた方は「本当の勉強」をしてこられましたか…?

テスト問題を要領良く解く能力だけが知的能力ではない。
現実生活で使う知識だけが必要な学問なのではない。決して。








追伸:
ヨーロッパでは昔から結婚式で「お姫様抱っこ」スタイルって定番だったりするじゃないですか☆
あの由来(stem fromね笑)をつい最近知ったアタクシ。
…あれって、


古代ローマが建国して間もない頃、自身の繁栄のために「近隣民族から女性を大量略奪した事件」に由来していたとは(゚△゚;ノ)~~~!!!お祭り開催するからと称して騙したんだそうな@@;


いやはや。古代ローマ繁栄の裏側には小説になりそうなエピソードだらけッスよ^^;♪マジで。「事実は小説よりも奇なり」がここにありっていうレベル。
ハタ☆かぶラ。只今「痛快!ローマ学」(塩野七生著)にハマっておりま~す♪



未知との遭遇


コメント

大検高校さま、沢山コメントをありがとうございます☆

こちらにまとめて返信させていただきます^^
ナルホド「実況中継の相弟子」(笑)受験生ではない私も隠れ門下生となりました~♪

塩野七生さんの「痛快!ローマ学」を今日やっと読了。流れが分かる要点部分にマーカー引きまくりました^^;これからそれらの要点を抽出した要約をとまコのために作成予定…しかしそれだけでもおそらくかなりの量になりそうな予感…ローマ史おそるべし。

こんにちは!大検高校です

とま子ちゃん、かぶらさん、こんにちは。

『世界史講義の実況中継』は、わたしにとって3本の指に入るくらいはまった参考書ですから、それをとま子ちゃんとかぶらさんがお読みになっているというのは本当に嬉しいことですね。
同じ参考書で勉強していますので、時代が違うとはいえ、とま子ちゃんと青木門下の相弟子になった気分です。

かぶらさんの『世界史講義~』の特長の説明が的確過ぎて、わたしなぞの出る幕はないですね。
かぶらさんおっしゃるとおり、理解しながら世界史を学ぶのにも、この本はうってつけだと思います。

かぶらさんの音読のほうが食いつきがいい、には笑わせていただきました。
いかにも、とま子ちゃんらしい。
かぶらさんは読み聞かせをしていらっしゃいましたよね?
ママの声のほうが安心できるんでしょうね。

音読はされるほうもそうですが、するほうも良い勉強になりますよね。
かぶらさんの世界史偏差値も大きく上がりそうですね。
教養もたっぷり身につきそうです。

とま子ちゃんにも『世界史実況』楽しんでもらえたら良いですが。
頑張ってくださいね。

かぶらさん、とま子ちゃん、さようなら。

こんにちは!大検高校です

かぶらさん、とま子ちゃん、こんにちは。

とま子ちゃんの通う超名門校高校も、理系8割以上ですか?
噂は本当だったのですね。
我々の世代の感覚からすると、成績上位者集団とはいえ理系率のそこまでの高さは驚異的です。
現場からの貴重な生の声、ありがとうございました。

根源的な知恵を身につけるべし、まさにそれです。
かぶらさんが本文でおっしゃっていたように、テスト問題を要領よく解く能力や現実世界で使う知識だけが学問ではないという御意見とも合致する考え方だと思います。
その点でも、いま、とま子ちゃんとかぶらさんがおやりになっている、調べて理解する世界史は非常に素晴らしい勉強方法だと思います。

とま子ちゃん、かぶらさん、さようなら。

大検高校さま貴重な情報を有難うございます☆

歴史エッセイという読み物ジャンルがあるのですね…!藤本ひとみさん探して読んでみようかな^^
オススメいただいた「世界史講義の実況中継シリーズ」も早速役立っています♪教科書には載っていない「裏事情」的な情報が本当は理解するのに要となるんですよね(汗)それを知るからこそ、なぜこういう流れになったのかという事が初めて理解できる。
付属のCDも活用しようと思ったら結局私が音読した方がとまコの食いつきが俄然違うので、もっぱら私専用の音読書と化してオリマス(苦笑)

大検高校さまいつもありがとうございます^^

とまコの学年、実は8割以上理系です…@@;文系志望の中にも京大に十分行けそうな子はいるんですが、文系自体が何だか隅っこに追いやられている感があり「うーん、それってどうなんだろ@@;」と内心疑問に思ってオリマス。あ、とまコは完全に「末席汚し」です、多分「飛んで埼玉」映画に出てくる埼玉民的な^^;

「すぐ役に立つ知識はすぐ役に立たなくなる」という言い回しは初めて聞きました☆なるほど、道具的な知識ではなく何でも生み出せる「根源的な知恵」を身に付けるべし。…ってことだな、うんうん。

こんにちは!大検高校です

とま子ちゃん、かぶらさん、こんにちは。

いまは圧倒的に理系優位の時代ですね。
筑駒や灘といったトップクラスの高校になると、4分の3や8割が理系選択というはなしもあるようです。

我われのころは、優秀な受験生が普通に文系も選択していました。
地元の名門高校の上位は、わたしと同学年は文系に占められていたような気がします。
いまでは、理系が上位を占めているのではないでしょうか。
かぶらさんのような名門高校で理系適正のある方なら、いまだとほぼ間違いなく理系選択でしょうね。
かつては成績優秀者の文系選択も普通のことでした。

就職のために理系を選択するというのもそれは大学選びの一つの姿だとは思いますが、それが行き過ぎているような気もします。
すぐ役に立つ知識はすぐ役に立たなくなる、という言葉はわたしの高校生のころは当たり前の認識だったのですが。

かぶらさん、とま子ちゃん、さようなら。

こんにちは!大検高校です

かぶらさん、とま子ちゃん、こんにちは。

歴史エッセイのようなものということでしょうか?
女性ですと、桐生操さん、藤本ひとみさん、杉本苑子さんといったあたりが有名どころでしょうかね。
藤本ひとみさんは文章もわかりやすく、ジャンヌ・ダルクやマリー・アントワネット、ナポレオンなどネタの宝庫っぽいフランス史を中心に歴史エッセイを書いていらっしゃるようです。
桐生操さんはとま子ちゃんには内緒の、アダルトな内容の主としてヨーロッパ関連の歴史著書を数多くものしています。
日本史ですと、歴史エッセイは杉本苑子さんにお任せといったところでしょうか。

わたしがはまった歴史エッセイといいますと、かなり古くなってしまいますが井上靖と司馬遼太郎です。
巷で(というか我々のあいだで)話題のバクトリア王国など西域やシルクロードのロマンといえば井上靖。
『街道をゆく』『この国のかたち』など、数多くの著書で司馬史観を展開する司馬遼太郎。
井上靖は高校生のときの、司馬遼太郎は大学生のときの愛読書でした。

良き人生に良き学問を!

とま子ちゃん、かぶらさん、さようなら。

大検高校さま、沢山コメントをありがとうございます☆

他の記事にも沢山コメントをありがとうございました!
学びは何歳でも可能ですね♪実感しております^^
私は何かに対してマニアックになれる性格ではないため歴女を到底名乗れそうもないですが、紐解く楽しさというのは分かってきました☆
塩野七生さんの本は母が好きで何冊か持っていたためそれを借りて読んでいるところです。歴史が苦手な私でも引き込まれる書かれ方でありがたいです…!他の国のことも塩野さんのような感じで書いてくださっている人いらっしゃらないでしょうか??ご存知でしたら是非教えてください!

内申制度…やっぱり大検高校さんもそう思われますか@@;あと医学部についても私も同意見です@@;私たちの時代って今ほど医学部偏重ではなかったような気がしますし、偏差値も低めのところもありましたよね確かに(汗)あの時代は文理の境界も今ほどではなかったので、余談ですが文系の割にはあの頃数学がまあまあ得意だった私は「とある国立大学の医学部」の入試内容と数学の問題を見て「あれ?これなら私も受験できるかも…?」と思ったことあるんです^^;その医学部は珍しく二次試験が英数国だけで理科が課されていなかったため…。でも血迷わなくて正解でした(笑)たとえ奇跡的に合格できたところで、絶対単位取れないのは目に見えてますから。

こんにちは!大検高校です

とま子ちゃん、かぶらさん、こんにちは。

学びの本当の楽しさは、必要に迫られて詳しく調べることから生まれる、ですか?
まさに、その通りですね。

ところで、歴史が苦手だったはずのかぶらさんが、いつの間にか「歴女」になってませんか?
塩野七生の本をお読みになるとは。
とま子ちゃんとのお勉強が、かぶらさんに新たな覚醒をもたらしましたか?
いまだなお進歩するかぶら女史、おそるべし!

「つながる瞬間」というのは名言ですね。
歴史を学ぶ醍醐味の一つは、歴史と歴史、あるいは歴史と現代がつながったときの興奮や感動にあると前々から思っていました。
そのことを表現するのに「つながる瞬間」というのは良いフレーズですね。
これから、わたしも「つながる瞬間」使用してもいいですか?
つきましては、使用料は無料ということで、なにとぞ。

かぶらさん、とま子ちゃん、さようなら。

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プロフィール

ハタ☆かぶラ

Author:ハタ☆かぶラ
国立大卒のシングル母「かぶラ」&天然炸裂娘「とまコ」による二人三脚での中学受験体験記☆塾内底辺レベルから這い上がり難関私立中に合格できました!
笑いアリ&真面目アリのバラエティ系教育ブログをどうぞお楽しみクダサイ♪♪お役立ち情報を盛り沢山でアップしていきま~す☆
後に続く同志のお子様パパママ達にとって少しでもお役に立てましたら幸いなり…!

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